年齢を重ねたフクロモモンガに多い症例が、顔や首元にコブのようなできものができたり、一部が腫れたりすることです。
腫れの原因で多いのは、傷から細菌が侵入した場合です。
その他にも骨等にトラブルがある場合もあるので、フクロモモンガの顔や体に腫れを発見した場合はエキゾチックアニマルを診察できる獣医の診断を受けましょう。
診察までに
できるだけ早く受診することが必要なのはもちろんですが、病院に行くまでに時間がかかる場合に必要な処置を記載します。
以下の点でフクロモモンガの様子を注視してください。
動けるかどうか
腫瘍が動きを制限しているかどうかを確認してください。
動けない場合、食事や水分が摂れず衰弱したり、排泄物で体が汚れやすいので介護が必要です。
食事できるかどうか
顔が腫れた場合、食事や水を摂ることが難しい場合があります。
しっかりと摂取できているか確認してください。
食事を摂るのが難しければ、モモンガミルク等を飲ませて低血糖や脱水を防ぐ必要があります。
この際、しっかりとフクロモモンガが飲み込めるかどうかを確認してください。
目を閉じることができるか
歯の異常等の場合、目の周りが腫れることが良くあります。
瞼や眼球が圧迫されると、目が開いたままになったり、逆に閉じたままになることもあります。
目が極度に乾燥している場合などは、早急な受診が必要ですが生理食塩水等を優しく垂らしてうるおしてください。