フクロモモンガの赤ちゃんの成長

フクロモモンガの成長には、雌雄差はもちろん個体差が大きくあります。 ここで紹介しているベビーの成長についてはあくまでも目安として考え、日々のフクロモモンガの体調と照らし合わせて成長をチェックしてください。

フクロモモンガの誕生

フクロモモンガのベビーは、両親の交尾から16日間前後の妊娠期間を経て生まれます。

誕生直後のフクロモモンガは全長5mm程度で米粒のような小さいサイズで、すぐに育児嚢に入り乳首に吸いつきます。

この際フクロモモンガの乳首は膨らみベビーの顎が外れないようになります。

出産は数分で終わることが多く、人間の気付かない間に終わることがほとんどです。

そのまま8週間~10週間(約63~70日)袋の中で成長します。

 

袋の外から見てベビーの存在がわかるのが早くて2週間目くらいからになると思います。

おなかの膨らみを確認した、もしくはそういう兆候を感じた場合は餌の量を増やし餌虫やササミなどでたんぱく質を補うようにします。

 

生後0日の体重

0.5g

脱嚢直前のベビー

 

フクロモモンガの脱嚢

脱嚢直後のベビー

育児嚢の中から出た直後のベビーにはほとんど毛が生えておらず、目も閉じた状態です。

袋から出て1週間程度(目が開くまで)は、両親が非常に神経質な時期になるので頻繁に巣を覗いたりベビーを取り上げて触ったりなどは避けるのがベストです。

 

脱嚢直後~1週間までの体重

10g~20g

脱嚢1週間のベビー

 

母親の育児嚢から出て2週間

脱嚢2週間のベビー

この頃には目も開き、体にも毛が生えてきます。

両親のフクロモモンガが充分飼い主に慣れているのであれば、数分の間ベビーを触っても問題ないでしょう。

 

脱嚢2週間目の体重

15g~25g

脱嚢3週間のベビー

 

脱嚢して4週間

脱嚢から4週間のベビー
フクロモモンガのベビーの成長は早く、日々成長します。
子供が大きくなるにつれて母親からもらう母乳の量が増えて母親の負担も増えますので、餌切れが起こらないようにしましょう。

人工飼育の場合は、1日3回以上はミルクを飲ませるようにします。

 

また親兄弟と離されているベビーは体温調節がうまくできないので温度には注意を払ってください。

*ひよみ堂では、この時期に親からフクロモモンガを離して人工授乳することを推奨しておりません。両親に問題がない場合はまだ一緒に育つべき時期であると考えています。

 

脱嚢3週目の体重

17g~27g

 

脱嚢4週目の体重

20g~35g

脱嚢から5週間のフクロモモンガ

 

袋から出て6週間

脱嚢から6週間たったフクロモモンガ
脱嚢から5週目をすぎると毛がベビーをすっかり覆います。
大人の毛と比べると綿毛のようにふわふわして軽い感触です。

 

見た目は小さいフクロモモンガという感じになり、巣の中から出てケージ内をうろつくこともあるでしょう。

親と同じ餌をなめたりかじってみたりすることもありますが、まだ母乳を飲みます。

人工飼育の場合は、1日2回程度のミルクやりと置きミルク・離乳食を用意します。

*ひよみ堂では、この時期に親からフクロモモンガを離して人工授乳することを推奨しておりません。両親に問題がない場合はまだ一緒に育つべき時期であると考えています。

 

脱嚢5週目の体重

30g~40g

 

脱嚢6週目の体重

35g~45g

脱嚢から7週間のフクロモモンガ

 

脱嚢して2ヶ月たつ頃

脱嚢8週間のフクロモモンガ

OOPから2カ月を向かる頃には、親と同じようにかたい食べ物も食べることができるようになっていると思います。

母親がミルクを飲ませるのを嫌がるそぶりを見せることもあります。

 

人間の手で育てている場合でも、そろそろミルクを卒業する頃です。

また、保温にもそこまで気を遣わなくても良い時期になるのと活発に活動するようになるのでこの頃から大人と同じような大きなケージに移すのがおすすめです。

 

脱嚢7週目の体重

40g~50g

 

脱嚢8週目の体重

45g~60g

 

※成長具合や体重についてはあくまでも目安です。

フクロモモンガの餌食いや体重・体つき・しぐさをしっかりとチェックして健康かどうかの指標にしてください。

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