フクロモモンガは、年齢と共に毛色が変化します。
品種は関係なく全ての個体に言える事ですが、その範囲は個体差が大きく、食生活や栄養素、日照条件、遺伝等さまざまな条件により左右されますが、褪色しないフクロモモンガはいない(リューシスティックとアルビノ、ホワイトモザイクを除く)と言えるかと思います。
トイプードルの毛色が淡く褪色するのに似ています。
上記とは別の毛色の変化があるのがモザイクです。
こちらも個体差はありますが、白抜けしていなかった部分が褪色する傾向にあります。
幼体の際に白抜けが少なく濃いグレーであった子が、年を重ねてシルバーの毛色になる という著しい変化も起こります。
これは、その他の品種の褪色とは明らかに違った変化です。
こちらは例えるなら、ラットのハスキー(ローン)品種が残っていた模様部分が白くなっていく変化です。
モザイクの褪色は同じ条件で生活していても、褪色の激しい家系から生まれた子は褪色しやすく、しっかりと色素が残ったままの親から生まれた子は残りやすい傾向にあるので、遺伝に左右されていると考えられます。
モザイクは、早い子であれば脱嚢2ヶ月頃から褪色が始まります。
大体の場合、尻尾の方から毛が生え換わり白っぽくなっていきます。
1年くらいまでが一番色の変化が激しく、それ以降はゆるやかになる事が多いです。
毛色の変化を楽しみにできるのも、モザイクの大きな魅力です。